∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡今年の牡蠣は今日で終了≡≡

加熱用をムニエルで

 2月も中旬。今年も牡蠣のシーズンが終わりを告げようとする時期です。ということで、今日を今季の牡蠣の食べ納めにしました。

 年中食べることの出来る岩牡蠣が多く出回るようになって、季節感が薄らいで来ているといっても、やはり牡蠣は牡蠣。せっかく季節の移ろいのなかで浮かび上がる旬の食材を食べることの出来る日本に住んでいるのですから、牡蠣だって季節モノとして楽しむのが一番だと思いませんか。

 ということで今日は牡蠣を。鍋にするか生で食べるか、それとも何かほかの食べ方でと考えながらスーパーへ。生食用と加熱用を見比べると加熱用のほうが明らかにポッテリと大ぶりで美味しそうでした。ということで、今夜の夕食、というか今シーズン最後の牡蠣は「ムニエルで喰らう」に決定しました。

 薄く小麦粉をまとわせてからバターでソテー。最後に白ワインで香りを加えました。付け合せはパンチェッタを少し加えたほうれん草のソテー。僕には似合わない“上等な洋食”が出来上がり、自分でもびっくりでしたが、腹の減り具合には勝てず、そそくさと食べることにしました。

 大ぶりの牡蠣をがぶりと食べると濃厚な牡蠣のエキスが口いっぱいに広がり、よくぞ「海のミルク」と言ったものとひとりでニッコリ。加熱用で正解だったようです。

 旬を楽しむ。旬に名残を惜しむ。いい言葉だと思いませんか。今がシーズンと言われるよりも今が旬と言われたほうが美味しそうに感じるのは僕だけでしょうか。

 こんなに美味しい夕食は年に一度あるかないかのこと。「上手くいったわい」とひとりほくそ笑みながら上質の時間を過ごすことが出来ました。
 アッ、猫軍団はキャットフードですからね。美味しいものは「独り占め」です。

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