∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

年越しに向けての第一歩

【11月突入】


 今日は11月2日。あと2カ月で今年も終わります。11月に入った途端にクリスマス向けのサウンドが流れるようになってきたとか、今年のニュースをまとめ始めた報道番組が出てきたり。そろそろ、世間がざわついてきたようです。


【酉の市】



 そして今日は今年最初の「酉の市」です。しかも今年は、寒さ厳しく、火事が多いと言い伝えられている「三の酉」まであります。僕もこの20数年毎年お参りに行くことにしています。いつもならその年最後の酉の市に行くのですが、今年は「残り福」から「早めの福」をいただこうと趣向を変えてみました。
 そうです。今日、三ノ輪の鷲(おおとり)神社に行ってきたのです。とはいっても極端に縁起担ぎをするわけでもなし、寒い中で境内に入る順番を待ったりするのも嫌だし。かといって暗くなって明かりが点かないと酉の市らしくないし、ということで夕方暗くなったところで行くことにしました。
 意外と列が短かったため、早くにお祓いを受けて境内に入ることが出来ました。ところが、例年と雰囲気が違うのです。よく見ると熊手を商っている店の明かりが白熱電球ではなく白色LEDになっています。どうもいつもの「暖かさ」がなくて冷たい雰囲気。LEDに変更するのはいいアイデアだと思いますが、せっかくなら電球色にすればよかったのに、なんてことも考えながら徐々に先頭に。お賽銭を投げ入れ、鈴を鳴らして二礼二拍手。祝詞を口ずさみながら「今年の流れはここで経ち切って来年こそは」とお参りしました。そして、ここ10年でお納め料が2倍になった〈かっこめ〉をいただき、お隣の〈酉の寺〉にもお参りしてすっきりした気分で境内を出ました。その後は切山椒を買おうか、ベビーカステラも買うか、やっぱりおでんかな、と夜店を冷やかしつつ帰宅。さっそく〈かっこめ〉を飾って。すべていつも通りです。


 この一年、経済的には低迷を抜け出すことが出来ず、思考も意思も腐りがちだった僕ですが、このところ、新たなことに挑戦したり、計画したりすることが多くなり、ひょっとすると、来年への道作りが始まっているのかな、なんて思えるようになってきています。このまま、前向きに進めばいいのですが、どうなることやら。何事も諦めず努力と挑戦していきましょう。


【下町のおじさん】


 と、こんなことを思いながら同時に「僕は、やっぱり下町のおじさん」だなあとつくづく感じてしまいました。節目の時には神社へお参りし、人見知りなのに知らない人と立ち話をしてしまったり、おせっかい焼きだったりと、煙ったいオヤジそのものかもしれないなあと考えてしまったのです。この性格だけは変えられないでしょう。いや、きっとここから先、この傾向は強まるはず。
 それならそれで結構です。もっともっと煙ったいオヤジになってやろうと「小さなたくらみ」を心に刻み込んでしまいました。


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