∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

また壊れた・・・らしい

【リモートアシスタンス】


 これまで、あくまでもプライバシーは尊重したいと思い、たとえ個人的であっても、コンピュータ・メインテナンス用にリモートアシスタンス・テクノロジーは一切手を触れてきませんでした。
 ところが僕の友人が年末から「どうすればいい?」と立て続けに問い合わせてきたため、電話で症状を確認した後リカバーするというこれまでのやり方では立ち行かなくなってしまいました。かといって、約一時間掛かる彼の自宅に毎回行くのも時間がない。
 ということで、止むを得ず、リモートアシスタンスを使ってお互いの時間節約と効率アップを図ることにしました。もちろん、彼も納得しています。
 実は、数年前、あるプラットフォームが開設しているサポートセンターとのやり取りに先方のアシスタンス・システムを使っていたことがあります。こちらが半ばパニック状態に近くなっている時でも、誰かが見てくれているという安心感があり、とても使いシステムだと思っていました。しかし、それと同様に丸見え状態で悪意のあるアクションを教えられたらどうなる、とか少なくともデスクトップから推測されることもあるな、などと一抹の不安がありました。
 この一抹の不安というのが曲者で、勝手に触られるようなシステムだったらどうしよう、知らない誰かにコンピュータを乗っ取られることにならないか。そんなことまで考え始めるようになっていました。つまり合法的というか、合意に基づいたハッキングに繋がるのではと考えてしまったのです。その結果、自分では一切使わずにきました。
 ただ、問題を抱えたコンピュータの前に座ってリカバーしている時には、リモート以上にそのコンピュータと直面しているわけです。とにかく直してほしいと思っている人が横に座り、目の前に動かないコンピュータが鎮座している場面では、あまり難しいことは言っていられない。まずは直すことが先決。ということで「出張」してのメインテナンスばかり。プライバシーもなにもあったものではありません。しかも僕は「業者さん」とは違うのですから、アナログなやり方でもよかったわけです。


 ということで、今日正月三日。リモートアシスタンスを始めて使いました。先方から電話を貰い、順序立てて説明し、15分ほど掛けて接続完了。僕の友人は何が起こっているのかまったく理解できていないようですが、それでも自分では出来なかった処理が電話でできるようになったと大喜び。これまで二回に一回は僕が出向いて直し、その間、彼は横で見ているだけだったものが、自分でマウスを動かさないといけなくなったことには抵抗があったようですが。


 また、今年もボランティアの「コンピュータおじさん」になりそうです。これもまたよし、と楽しんでやっていきます。直し方が分からなくなれば、それはその時。物理的な故障でない限り、究極の選択も含め、なんとでもなります。
 そうです。この「なんとでもなります」の精神こそ今年、僕に求められているものかも。一種の開き直り状態で現在の状況を切り開いていきましょう。


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