【太陽の党】
石原慎太郎氏が代表の座に就いて、大きな風が吹きそうだと期待していた太陽の党が結党後２〜３日で日本維新の会に合併。石原氏が当初から「なくなってもいい」と発言していた真意はここにあったのかと改めて政治の世界の面白さに触れた11月17日です。
衆議院総選挙まであと一カ月。政治の表舞台にいる人にとってはまさに「蜂の巣を突いたような」状況、一般有権者にとっては「まずは15もある政党名から覚えなきゃ」という状況ではないでしょうか。いずれにしてもこれからの一カ月、政治の世界は大騒ぎして、政治家の皆さんは右往左往されることでしょう。
それにしても、石原氏の政党名よりも理念・信念に根付いた立ち位置は政治の世界を知りつくした人間ならではの“政治術”を見せつけられたような気がしています。この手法で国政に切り込まれたら、未熟な政治家なら大怪我を負うこと確実。「大言壮語を実現させる政治家」らしい力量を発揮してくれるのではないでしょうか。
第三極と呼ばれている少数政党が「寄りあい所帯」を作ったとしても最終的な議席自体は驚くようなことにはならないと思っているのですが、それよりも民主党と自民党に与える影響、というか恐怖心、あるいは危機感は相当なものでしょう。そしてそこから日本の政治のあるべき姿が見えてくればいいのですが。
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