∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

衆議院議員総選挙

【公示日】


 今日は衆議院総選挙の公示日。各地の選挙管理委員会が開き、候補者として登録すれば、いざ出陣。ということで出馬する方や所属する政党にとっては緊張の一日になるでしょう。
 それと同時に報道関係者もここまでの取材をもとにしながらも、新たな気持ちで候補者を追いかけることでしょう。
 それにしても、今回の総選挙の報道はどんな編集スタイルで進めていくのか、個人的に非常に興味があります。アメリカの報道機関のように明快に政党や人を応援するスタイルとは違い、日本の場合は注目の政党を個別に取り上げることはあっても、基本は公平第一。新聞ならスペースを、テレビなら時間をほぼ均等にというのが従来のスタイルでした。そして僕も含め有権者もそれが選挙報道だと思っていました。
 しかし、今回は政党だけで12党。候補者は1500名以上。さて、これだけの大所帯をどうやって公平に扱うのでしょう。新聞なら、民主、自民などの既成大政党と第三極は総論的に大きく扱い、ディテールはワンポイント・コラムのようなスタイルで報道していくのでしょうか。テレビならディテール部分を今日の一分ニュースのような形でオンエアするのでしょうか。ハッキリ言って選挙そのものより報道のほうが気になってしかたがないのです。
 正直なところ、政党の主張や個人の力量より報道スタイルのほうに興味が集中しつつある僕は“へそまがり”でしょうか。政治をエンターテイメントとして捉え過ぎでしょうか。
 各政党の主張に目立った差や注目点もないし、個人として捉えても離党騒ぎの大混乱の中で公認されたかどうかのほうに注意がいってしまい、力量まで推し量れそうにないし。
 しかも、どの党が第一党になったとしても、今の状態ならいくつかの党が連立してようやく政権与党になれるほど票が割れるのではと思っています。つまり、選挙中から“政局”ばかりが目につくようなことになるのではと思っているわけです。
 ということで「第三者的に選挙を楽しませてもらおう」と考えている僕は不謹慎でしょうか。


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