【腰を据えた施策】
参議院選挙は予想通り、自民党の圧勝で終わりました。と同時に阿倍政権が安定、長期政権になることも約束されたと言っても差支えないと思います。
政治だけに留まらず「退場させられる時を気にしながらの事業は成功しない」と僕は確信しています。細切れで小さな目標、つまり目先の問題に対しての対処に追われ、大所高所に立った目標を掲げることが出来ないと信じているワケです。
その論でいくと、長期政権が約束された今こそ、大所高所に立った大きな“波”を起こしてほしい、いや、起こすべき時です。
経済戦略にしても、原発問題にしても、社会保障にしても、国際問題にしても。何もかも腰を据えて、多少時間が掛かっても最良の道を模索しながら政治を進めていただきたいと切に願っています。それも昔の自民党のように利害関係や政治的圧力が先に立ってしまって、一般国民が「おいてけぼり」にされるようなことにならないように。
万一、そのようなことになったら今回の選挙結果、つまり一般国民の声が生かされない事になってしまいます。その結果は惨敗した民主党と同様、国民からの信頼感が一気に失われる事態に繋がります。
政治には無関心だし期待もしないと言われている国民は、実はいつも注視しているのです。けっして「お任せしましょう」なんて考えていません。
阿倍首相をはじめとした自民党の皆さん、ぜひとも腰を据えた“実のある政策”を実行してください。……見ていますよ。
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