【日本の力量】
昨日の日経新聞に『蓄えられる電気量をこれまでの10倍に増やすリチウム電池の新材料が開発された』というニュースが出ていました。読んだ時は「ようやく出てきたか。まだ素材段階だから製品になるまでには時間が掛かるだろうけど、できるだけ早く市場に出て欲しいなあ。それにしても日本の工業力は無限大だなあ。これこそ日本の力量だ」と素直に喜んでいました。
その後、一日経って「スマホや電気自動車だけでなく、早急に開発した方がいいのは太陽光発電用の電池じゃないの」と思うようになりました。個人的メリットの比重が高いモノよりも、廻り廻ってでも公共の福祉に還元されるモノに活用されたほうがいいじゃないか、というのがその理由。
原発が稼働しないため、円安で高くなった原油に依存する割合が高まり、電気料金が上がる。
文字通りのクリーンエネルギーの太陽光発電の最大のデメリット、「日が出ていないと発電できない。蓄電するための畜電池容量さえ増えれば、太陽光発電の今の能力は飛躍的に増大する。
電気を創る。電気を溜める。電気で楽しむ。現代社会が電気で成り立っていることを考えると蓄電能力はどこまでも右肩上がりでいてほしいもの。
いまだにガラケー、移動は電車という僕にとっては蓄電能力の向上は「お好きにどうぞ」の世界ですが、さすがに能力が10倍となると、気に掛かります。
エンジニアの皆さん、できるだけ早く開発して、電力界構造の抜本的改革を外堀からサポートしてください。僕は蓄電池能力の飛躍的な向上は、電力改革に直接的な効果を発揮すると信じていますから。
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