∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

アレレッ、おかしな方向へ

【銃弾提供問題】


 昨日、南スーダンに駐屯する自衛隊から韓国軍へ国連経由で小銃弾を一万発提供しました。
 その決定をした日本政府の説明を聞く限り、「微妙な決定。なぜ誰もが納得できる合理的な説明ができないのか。これでは独断専行ではないか」と昨日のブログに書いたのですが……。


 どうも話が違った方向へ進み始めているようです。簡単に言うと説明の食い違い。韓国国防省は「銃弾は不足していない。予備として臨時に借りた」と、言っているのに対して、日本政府は官房長官が記者会見で「国連と韓国から依頼があり、緊急性、人道的立場からPKO協力法の例外的措置として提供した。提供後、国連と韓国軍から謝意の表明があった」と発言しています。
 つまり「足りなくなると困るからちょっと貸して」と言っている韓国と「貸してということだから無理して貸した」ということになるのでしょう。


 国内向けの説明が必要だった韓国。国内向けの説明を最小限に抑えた日本。


 この食い違い、僕の第一印象は「無理している韓国と素直すぎた日本」。戦場での出来事とはいえ、せっかくの協力体制が政治の力でねじ曲げられようとしているようにも感じます。
 いずれにしてもこの問題、いろいろなところに飛び火して長引くのではないでしょうか。まずは銃弾を返還する際の時期や政治的な主張に注目しておきたいと思っています。


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