∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

忘れたおかげで

【不自由の自由】

 アッ、忘れた。
 昨日はケータイを忘れて出掛けてしまいました。
 オッと、まだケータイなの、スマホじゃないのというお言葉はご遠慮ください。どうもケータイのほうが使いやすくて変えらないのですから。
 家を出て約1時間。メールを一本打とうと探したところ、ないのです、アイツが。アレッ、ない。アッ、忘れた。しまった!。今日一日、どうやって過ごせばいいんだ。
 持って出なかったことを知った時、正直言って呆然としてしまいました。電話も出来ない、メールも打てない、インターネットも見れない。アイツがないと仕事にならない。
 情けないことに本気でオロオロしてしまったのですが、しばらく経つと「こんな情報孤立状態も悪くないぞ、昔はこれが当たり前だったじゃないか」と思うように変化。最後には「開放感があるなあ」と満足。やけに自由な気分に浸ってしまったのです。ある意味、「不自由の自由」というか「情報の日曜日」と言ってもいいかもしれません。
 仕事も何も知ったことじゃない。いつもどおり「どっこい、オイラは生きている」の精神で一日を過ごしているんだ、いいじゃないか。などと開き直っている自分を見ていると、いかにケータイという情報端末に束縛されているのかが判ってきました。

 正直なところ、仕事上の支障には参りましたが、手元にケータイがない状態では何を言っても仕方のないこと。世の中からポツンと取り残されたように感じている自分を諌めながら、静かな一日を過ごしたわけです。
 皆さんもいかがですか。「たまには情報を遮断した一日を」味わってみませんか。不安だけど楽しいものですよ。

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