【衆議院は本日解散します】
11月21日朝。今日、衆議院は解散します。安部首相は消費税増税の18カ月延期の決断をしたからには「すみやかに国民に信を問うことが必要」と語っていましたが……。
今朝のニュースショーを見ていてふと思うことがありました。本当に消費税の件だけで衆議院は解散するんだろうか、と。
安部首相が日本のリーダーになって以来、多くの課題に結論が出されました。その中で議論が尽くされたとは思えない問題がいくつかあります。たとえば、集団的自衛権や原子力発電所の再稼働、そして普天間基地の辺野古周辺への移転、といったものがそれです。
そんな問題まで今回の衆議院選挙で国民の信任を得ようとしているのではないか、と漠然と考えてしまったのです。つまり、今回の選挙で自民党が勝利を勝ち取ったと仮定した場合、消費税の問題だけでなく、前記したような問題まで「信を勝ち取った」ことになるのではないかと頭の片隅を疑念が横切ってしまったのです。
選挙が始まってしまえば、出馬する候補者の皆さんにとっては「国政を憂うよりも当選を願う」ことになるのはやむを得ないことかもしれませんが、議論を尽くさないまま進み始めている問題について再度選挙民の声を直接聞くことを忘れずにいてほしいのです。国民の生の声の中にこそ真の進むべき方向が隠されているはずですから。
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