【逃げ場を作らず体当たりで】
小池百合子氏が新都知事になり、今日は初登庁しました。所信表明を行い、これからのビジョンを展開しましたが、同時に体制派との確執も浮かび上がってきました。けっして非を認めず、何かあればいつでも食らいつこうとしている人たちがいるかと思えば、それを横から批評を加えながら見つめている報道陣という構図が一気に構築されたようです。
今回の選挙は退路を断ち背水の陣で自分の人生を賭けた人間の強さをまざまざと見せつけられた選挙でした。小池氏の戦い方はすべてが計算づくのように見えるけれど、実際は切羽詰まった人間だけができる「火事場のクソ力」だけが成せるワザと感じたのは僕だけではないと思います。
もともと、ガードが高くて「何を考えているか判らないから怖い」タイプの方だと思っていましたが、このタイプの方が退路を断った時の強烈なパワーには誰もかなわないということも改めて教えられました。
僕に欠けているのはココです。退路を断ったつもりでも、どこかに逃げ場を作っているようでは大義を達成することはできないということがよく判りました。同時に、他人を完全否定して攻撃することで自分の道が開けることも教わったようです。「あの人はあの人、僕は僕流で」と考えていてはそこそこのことしか達成できないことをいまさら教えてもらうなんて……。
自分の生き方をもう一度見直しながら、歩みを進めることにします。今こそ退路を断つべき時が来た時に持てる力を集中できますように。
ということで。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。
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