【一陽来復にこじつけて】
今日は「冬至」。一年でもっとも昼間が短い日で、古典的な二十四節気だけでなく気象学上でも知られている日という珍しい存在の日です。
夏至の日から今日まで昼間の時間は少しずつ減ってきましたが、今日を境に時間が伸びていくという現象から、古来「今日を境にモノゴトが隆盛に向かう」とも言われています。中国の古典『易経』では冬至を「一陽来復」として、陽が再び来る日としています。そのため当時の中国ではこの日が新年とされていました。
あっったかくて冬とは思えないような一日だったので分厚いコートも不要。とても冬至とはイメージできませんでした。これじゃ「ゆず湯」どころじゃないな、なんて気楽に考えていたのですが……。冬至が一陽来復の日だということを思い出すまでは。
「夏以降、下降線を辿ってきた僕の運気も今日も境に上昇に転じていくのかもしれない」。そんなふうに考えるとなんだか、楽しくなってきたのです。何かいいことが起こるかなと期待するだけでも楽しいですものね。
冬は始まったばかり。本格的な寒さが収まる頃までに運気の高まりがあるのかどうか、頭の片隅で期待することにします。
ということで。明日が素晴らしい一日になりますように。おやすみなさい。
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