∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

始まりはメリークリスマス

【そして、最後には】

 今夜は友人夫婦と3人で、忘年会とクリスマスと定例会をまとめた一夜を過ごしました。とはいっても、かなり早い時間から眠らないといけない友人の体調を考慮して始まりは夕方5時から。ちょっと早いスタートです。

 例年通り、ピンチョスや生ハムのオードブルから始まり、次々と手料理が出てきました。それぞれ美味しく、そして楽しく食べながら、今年自分たちに起こったことや、この1カ月のことなどをそれぞれに話題にして過ごしていたのですが……。

 これまた例年通りですが、僕の友人は夜7時を過ぎた頃から行動がおかしくなり、ついには「寝ます」と宣言してしまいました。まだ最後の料理を食べ始めたところでしたが、そこまでの料理でお腹いっぱいになってしまった彼の脳細胞にとっては、もはや寝るしか選択肢が残っていなかったのだと思います。
 昨年も同じようなパターンで寝てしまい、最後は奥様と話をしながら僕が持っていったケーキを食べました。今年も同じようなことになりそうだったため、最後の料理をストップして大急ぎでケーキとコーヒーの準備に取り掛かりました。彼はさっさとパジャマに着替えていましたが、コーヒーカップを準備する役やケーキを切る役をお願いしたりして時間を稼ぎ、なんとか3人でクリスマスケーキを食べることが出来ました。

 そんな状況のため、最後の料理は食べずに終わってしまいました。でも、昨年と比べ、彼はギリギリまで自分自身をコントロールできたし、3人でケーキを食べることだって出来たじゃないかと思うとそれだけで満足です。少なくとも認知症が進行しなかったのですから。

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