∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

選挙運動終了

【なんだかなあ!】

 今晩8時、衆議院議員総選挙の選挙運動が終了しました。やっと終わったかという気持ちと、この期間中に大きく変化した情勢がこれからどう動いていくのかを想像する気持ちが交差しています。
 素人の僕でさえこうなんだから、政治のプロたちは戦々恐々、態勢を整え直しているのではないでしょうか。

 自らに降り掛かってきた火の粉を奇襲作戦で解散して回避しようとした安倍首相に対抗して、“秀吉の一夜城”を彷彿とさせるような急ごしらえの政党を作って攻撃しようとした小池都知事。その場の勢いだけを判断材料に右往左往した多くの議員や候補者たち。
 憲法社会保障、経済以外にも真摯に取り組まなければいけないことが山積みなのに、具体的な方向性を示すこともせずに枠組み作りだけを作ろうとした与党と、争点が曖昧なだけに「やるべきは個人攻撃」と決めてしまった野党。これではただの「けなし合い」。「果し合い」にもなっていません。

 「民意を問う」という衆議院が解散する時の意義とは一線を画した解散に始まっただけに、すべてが異例、呆れるほど「あるべき国の姿を問う」という切実さに欠ける選挙になってしまったのではないでしょうか。
 どこかの局面で大きな変化が起こるのではと想像した僕が甘かったようです。

 台風がやってくる日曜日ですが投票には行きます。しかし、政治の世界は斜に構えて見る姿勢は、これまで同様、変わらないと確信しています。

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