∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

節分の夜を静かに迎えて

【鬼と福が交代してくれるのか】

 現在2月4日1時前。節分から立春に移り変わる時を静かに過ごしています。実際に豆まきはしませんが、気持ちだけは「鬼は外、福は内」の心境です。
 「なごり雪」が消えた後は「春一番」の時へ。福を呼び込んで「もうすぐ春ですよ……」となることを信じたいところ。僕に取り付いている「鬼」が退散して「福」がやって来てくれればありがたいのですが。

……………

 ところで。豆まきで撒いた豆を年の数よりひとつ多く食べると立春から始まる一年を健康に過ごせると言われていますが……。
 オッサン丸出しの僕がこの風習を守ろうとすると一合枡ひとつでは済まないと思うんです。百歩譲って食べたとしても、さすがにこの歳になると年の数だけ食べると満腹どころか、人様にはお見せしたくないようなみっともない事態を引き起こしてしまうかもしれません。

 一般的な煎り大豆ではなく小豆や落花生を煎ったものを使う地域もあるとか。つまり、五穀のうち何かで邪気を払おうとしたのが起源で、その中でももっとも多く伝承されたのが大豆だったということのようです。逆に考えると、絶対に煎り大豆でなければいけないとも解釈出来ます。

 だとすれば、撒いた豆を集めて「大豆と昆布の煮物」や「おしるこ」あるいは「味噌ピー」にして食べてもいいんじゃないかと拡大解釈したいのですが、いかがでしょう。
 ごく少数の人しか知らなかった「恵方巻」がこれだけ浸透する時代です。食べ方に変化が起こってもおかしくないと思いませんか。
 とにかく僕には「年の数よりひとつ多く食べる」ことは出来ません。それで健康を害する可能性と食べ過ぎで腹痛を起こすのを比べれば、一年間健康不安に怯えるほうを選びたいと思います。

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