【お水取りの夜】
3月12日夜。奈良東大寺二月堂で『お水取り』が執り行われる夜です。
東大寺で1200年以上続いている勤行、修二会が満行を迎える直前に行われるのがこのお水取りです。二月堂から降り注ぐ松明の火の粉を浴びるとご利益があると信じられています。
多くの人々がご利益を求めて訪れるため、おそらく今夜も東大寺周辺は交通規制、二月堂周辺は入場制限されているはずです。
関西出身とはいえ奈良とはほとんど縁がない僕ですが、どういうわけか、子供の頃から東大寺のお水取りが行われると「ああ、春が来る」と感じています。ちなみに、春を実感するのは甲子園で高校野球が始まる時です。
今日の暖かさからいくと今年もお水取りの日に春がやって来たようです。ここからは日毎に気温が上がり、花が咲き、背筋を伸ばした人々が歩く日々がやってきます。
もちろん、僕もウキウキ気分で毎日を過ごせる、はずです。
さて、この春はどんな春になるか。楽しみにしています。
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