∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

朝、起きてみると悲惨な状況に

【ウワッ、部屋中が煮干しだらけじゃないか】

 目が覚めてベッドから出ると部屋中が食べ散らかされた煮干しの残骸だらけで、歩くたびに足裏に煮干しの残骸がくっつく。こんな災難に会われたことってありますか。

 情けないというか、呆れるというか。僕が寝ている間に煮干しが入ったチャック付きのビニール袋を引っ張り出して食べ散らかした『某「かあちゃん」』は素知らぬ顔をしていますが、子猫たちがやるわけもなく……。
 一応、彼女には注意をしましたが、判ってくれたのかどうか。僕が引き出しの中に入れて置かなかったのがいけなかったのでしょう。

 寝ている子猫たちを轟音で叩き起こし、「かあちゃん」に嫌そうな目線で見られながら掃除機を掛けました。当然、朝ごはんの前です。「猫が汚した部屋を文句も言わずに掃除するなんてオレも変わったワイ」なんて自虐的なことを考えながら黙々と掃除するなんて1カ月前までは想像もできなかったこと。正直なところ、事の成り行きに戸惑っています。

 そして今。新しく買ってきた煮干しとかつお節を混ぜた特別食を食べた「かあちゃん」は、掃除して綺麗になったラグの上で、子猫たちと一緒に寝ています。ミャーミャーと文句を言ってこなかったところをみると、きっと満足してくれたんでしょう。

 改めて言います。これからどうすればいいんでしょう。どうしつければいいんでしょう。どう納得してもらえばいいんでしょう。そして、どうやってこのアパートの大家に説明すればいいんでしょう。マイッタ!

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