∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

準備・勧告・指示

【誰でもすぐ判るようにしてほしい】

 『神戸で避難指示発令』

 昨夜の台風で生まれ育った神戸に避難指示が出ました。親戚もいるため、いったいどの程度なのかと心配になり連絡を取ったところ「酷い雨で怖い。でも堪える」とのこと。親戚一同かろうじて無事にやり過ごしたようでした。

 市町村が気象庁の発表を見極めて発令する災害避難情報に「高齢者避難開始」「避難準備」「避難勧告」「避難指示」の4つがあるのは判っていますが、それぞれの避難情報がどの程度のレベルなのか、どのくらい緊急度が高いのか、あるいは拘束力はどうなのかなどが判らず、いつも混乱しています。
 たとえば高齢者避難開始と準備の差はどこにあるのでしょう。要介護者は高齢者と同じと理解すればいいのでしょうか。勧告と指示はどちらの拘束力が強いのでしょう。それぞれの発令は行政命令なのでしょうか。どれもこれも混乱要因ばかりです。

 こんな疑問やわだかまりを抱いているのは僕だけでしょうか。

 自然災害には多くのケースがあり、それぞれに対処方法は違います。一概に避難云々と言えないことは判りますが、それでももっと判りやすく知らせるスベがあるのではないでしょうか。
 たとえば
「危ないので逃げ始めましょう」
「危険です。逃げてください」
「命の危機です。安全確認をして、すぐに逃げてください」
「頑丈な建物に逃げ込み、物陰に隠れてください」
「頑丈な建物の二階以上に逃げてください
こんな感じでもいいんです。
 現在の「行政表現+補足的な日常語表現」ではなく、日常語表現を先に伝えるだけでも理解度は違ってくるのではないでしょうか。

 以前と比べると、自然災害への意識が急激に高まってきた現代だからこそ、旧来のやり方を見直すことが出来るはず。「法や形式」より「人」を重視したメッセージになってくれることを願っています。

[2854]