∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

よみせ通りの休日

【以前の姿がよみがえる日】

 ちょっとひと休みと千駄木にあるお気に入りのカフェへ行き、帰りにはよみせ通りをフラッとひと回り。時間に余裕のあった今日は休日気分で過ごしました。

 今では世界中から集まった観光客で賑わうようになった谷根千エリアで最大の商店街といえば「谷中銀座」とそれと交差する「よみせ通り」です。
 もともと東京下町の住宅街にあるひなびた商店街だったこのエリアに海外からの観光客が異常に集まるようになって数年経ちました。
 かなり以前に雑誌で取り上げられて注目を浴びはじめた頃は散歩の延長として訪れる人がほとんどでしたが、気がつくと中国語で溢れるようになり、今ではありとあらゆる言語が飛び交う街になりました。

 以前のガラーンとしたよみせ通りを知る人間にとって、いつ行っても混雑している商店街は嬉しくもあり面倒でもありという存在。今では日曜日は近づかないようになりました。

 しかし、定休日のお店が多いためか、水曜日だけは谷中に以前の雰囲気が戻ってきます。

 こんな、数年前までは当り前だった谷中らしい空気感を味わうためにフラリと出掛けるなんて、僕のような「時間だけは自由」な立場でなければ出来ないことです。
 のんびりと谷中を味わいたいなら水曜日に行くべし。この発想、地元民の「逃げ」でしょうか。

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