∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

黒猫が横切ると……

【黒猫が膝の上で寝ていると……】

 よく「歩いている時、黒猫が横切ると縁起が悪い」と言われます。根拠や実例とは程遠い存在の典型的な都市伝説に過ぎず、何も気にする必要のないものです。

 では「黒猫が膝の上で寝ている」とどうなんでしょう。答えは足が暑くなり、痺れてくる。場合によってはムニュムニュと爪を立てられたり、ジョリジョリと肘を舐められたりすることも覚悟していたほうがいい、ということになるでしょう。
 ちなみに僕の場合は、彼をナデナデしながら考えをまとめると意外と原稿を整えやすいというメリットを感じています。でもそれだけですが……。

 時々目を覚まして、体位を変えたり毛づくろいをしたりする以外は動かずに、かれこれ2時間ほど僕の膝の上で寝ているクロちゃんは下腹部のごく一部に白い毛がある以外すべて純黒。つまり紛うことのない黒猫ですが、こういう場合は「横切った」ことになるのでしょうか。それとも僕が「黒い湯たんぽ」を抱えながらキーボードを使っているということでしょうか。

 10月も後半になり、涼しくなったというのにこの暑さ。猫が膝の上で寝ているとホカホカして気持ちいいなんて言ってられません。とにかく暑いんです。

 オーイ、クロちゃん。なんとかしてくれよ。キミがそこで見張ってなくてもきちんと仕事は続けるから。頼む。身動き取れるようにしてくれ。

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