∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

どうしてこの時期に改正するかな

著作権法改正】

 今月、改正著作権法が交付されました。施行日は平成31年1月1日です。

 ここまでなら「ああそうですか」で済まされることですが、次の日曜日に知的財産管理技能の検定を受けようとしている身としては「どうしてこの時期なの」と苛ついてしまいます。
 「試検問題には影響がないからいいじゃないか」と割り切ればいいと判っていても、気になってしまうんです。

 管轄官庁の文化庁は、今回の改正は「デジタル化への対応」「障害者の情報アクセスの充実」「教育現場での権利規定」「ビッグデータなどアーカイブの利活用活性化」の4点が主眼と発表していますが、それ以外にも「死後50年だった保護期間が70年」「著作権者不明等著作物の裁定制度の見直し」が改正されました。
 素人が口出しするなと言われそうですが、デジタル化への対応と障害者の情報アクセスについては時代に即したものとして即座に納得できるものでしたが、アーカイブの利活用と保護期間の変更については施行直後には混乱が起きるのではと想像しています。

 それはそれとして。ただでさえ特許だの著作権だのと堅苦しい文言に集中している時期にこうやって発表されると……。
 なにしろ「野次馬根性だけは誰にも負けない」と思っている僕のこと、新たな法文や解釈は見なかったことにして試検に集中するなんて荒わざは使えないんです。

 もっとも、頭の中を日本語の文法や漢字だったものから法文やその解釈に変えただけでもエライと思っているオッサンがいまさら覚えるなんて無理な相談。あっさりと「パス」するのが目に見えています。

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