∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

ゴーン・ショック

【追求はこれから】

 昨日の夕方テレビのニュースを見ていると「日産自動車カルロス・ゴーン会長が逮捕」とニュースがテロップで流れてきました。

 第一印象は「エッ! どういうこと?」。おそらく日本中、いや世界中の人たちにとって、にわかには信じがたい出来事だったと思います。

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 会社が会計監査を続ける中で氏の報酬が有価証券報告書では約半分にしか記載されていないことを根拠に検察に通報、それを受けた東京地検特捜部が虚偽記載の罪状で逮捕したということですが……。
 この後、氏が脱税、横領、特別背任などいくつかの罪状で告訴されるには当然のこととして、株主が日産自動車民事訴訟で訴えることも視野に入れておかなければいけないはずです。おそらく、リードを保ってきた電気自動車の売上にも影響が出るでしょう。しかも、実質的に会社を私物化していたゴーン氏に損害賠償の訴訟も起こさなければいけないでしょう。
 せっかく順調に推移していた経営基盤にヒビが入るのは簡単に想像できます。
 また、ルノーの安定株主でもあるフランス政府が、突然不安定な状態に陥ってしまった日産自動車筆頭株主ルノーに対してどういった対応を取るのかも注視しておく必要があるでしょう。

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 現状だけをザッと見渡すとこういうことになるでしょう。

 しかしながら、株式なし、ニッサンにもルノーにも縁がない、もちろん個人的な付き合いなんてあるわけがない。こんな状態の僕には「大物は考えることもやることも規模が違うワ」としか言いようがありません。
 昔、とあるパーティで「どうせ悪いことに手を染めるならできるだけ大きいほうがいい」と豪語した知人がいましたが、まさにそのとおり。ただのオッサンにとっては呆れることばかりです。

 素人が偉そうなことを言うのもなんですが。日産自動車には「負の遺産」はできるだけ早く払拭させるのと同時に、∨字回復を果たした「輝かしい遺産」をより一層大きく成長させることが出来るのかという経営課題に真正面から向き合ってほしいものです。

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