∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

やりましたなあ、大阪

【万博開催商売繁盛】

 2025年の万国博覧会が大阪で開催されることが決定されました。会場は“負の遺産”と言われていた人工島の夢洲。万博施設に加え、カジノの誘致も目指すとか。

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 ほんまに、ようやりましたなあ。なんやかんや叩かれてもどっかで帳尻を合わすのが大阪人の真骨頂。これで、だだ下がりやったモチベーションも一新できて景気低迷から脱却できまっせ。
 会場建設費の議論がまだ済んでないようですが、一旦儲かると判ったら心配せんでもすぐに集まりまっせ。あ、そうや。カジノがどうのこうのいう人もおるようですけど、来てもろたらよろしいやん。「誇り高きケチ」の大阪人がとやかく言うこととちゃいまっせ。

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 「♪1970年のこんにちわ」
 前回の大阪万博の開催当時、僕は神戸に住んでいる高校生でした。当時の僕にとって大阪と神戸は地理的には近くても指向的には遠い存在でしかない場所でしたが、新聞やテレビで報道される以外にも開催数ヶ月前に前売券が売り出されたりと前人気が高まるにつれて「一回行っとかなあかんな」と思っていました。
 しかし、実際に始まって未来を予測した展示物の取材が囲み記事で伝えられるなか、三面で伝わってくるのは大混雑の話題ばかり。こんなに混雑しているんだったらと尻込みし、結局行かずじまいで終わってしまいました。

 個人的には今回は7年後ということで年齢的な問題も出てくると思われます。ですが、体力的に自信がなくなっていたとしても、SNSライブ配信、あるいは今のところ想像もできないような情報発信方法で充分に行ったつもりになれるのではと期待しています。

 京阪神だけにエリアを絞っても、パナソニック、京セラ、任天堂島津製作所、クボタ、アシックスなど世界的な最先端技術とネームバリューを持っている企業が目白押しです。吉本や松竹新喜劇だって最大限に応援するでしょう。こんな環境にあるうえに関西ベースのふたつのメガバンクの後押しがあれば成功しないわけがありません。
 しかも、利権と札束が飛び交うようなドロドロとした状況になったところで「儲かりまっか」「おもろいでっか」の精神で乗り切ってしまう土地柄。あっけらかんと物事は進むはずです。

 やっと巡ってきた復活の大チャンス。意義や経済効果、倫理感などなどオツムだけがいい人や、上から目線で何かひと言言わないと気が済まない人が発する余計な雑音は切り捨てて、身のある博覧会にしてください。それが日本の発展につながるんですから。

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