一触即発の異分子乱入
雪片は舞ったけれど積雪にはならずに済んだ「東京の雪」でしたが、寒さはいつも以上に厳しいものでした。
そんな寒さの中、100メートルほど離れた所に縄張りを移した、おにいちゃんの実の兄弟が我が家にやってきました。
あまりの寒さから避難できるように彼を引き入れたのですが、その途端に我が家の中に緊張が走りました。特に３匹の子供たちにとっては異分子が乱入してきたとでも言いたげでした。
「かあちゃん」とおにいちゃんが黙って見ているうえに、僕が頭をなでてやったりしたのでその場は収まり、彼は食餌にありつけ、ひと休みする暖かな場所も見つけ穏やかな数時間を過ごしていました。
しかし先ほどから雲行きが怪しくなってきたんです。
トラちゃんが猫パンチを繰り出し、ヴーと唸り始めたのが原因でした。クロちゃんとブチくんが「縄張りあらし」を取り囲み、３匹がヴーと合唱し始めたのです。もともとは我が家の住猫だった彼はその気配に身体を固くして身構えていました。
その状況を収めようとしたのか、おにいちゃんが実の兄弟を加勢しようとしたところ、今度はおにいちゃんが怒られる始末です。
我が家は一瞬にして「紛争地帯」に変わってしまったのです。
今のところ、一触即発の冷戦状態になっていますが、このままでは僕も含め、全員が寝るに寝れません。
そろそろ「異分子」には退場してもらおうと思っています。今の彼にとっては辛い仕打ちかもしれませんが、みんなと仲良く共生するには時間が必要だと思います。
ということで。このブログをアップしたら、彼にはいつもの居場所に帰ってもらうことにします。
［3023］
