∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 啓蟄 ≡≡

冬ごもりの時は終わった

 ─「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」(暦便覧)─

 冬が終わり、冬眠で地中に隠れていた虫が這い出てきて生命活動が再開する時期になりました。
 虫とは限らずに、見えないところで充電を続けてきたが「そろそろ行くか」とばかりに表舞台に出始める時期と捉えると、この単語が季節感を表すものではなく、心情や行動を抽象的に表しているもののように思えてきます。

 何かが新しくなる時、来る。

 モノゴトは考え方や見方次第ですっかり意味が違ってきます。啓蟄という言葉も視点を変えれば人生の指針として捉えることができると思いませんか。ポジティブ過ぎとか、都合よすぎと思われてもけっこう。モノゴトを悲観的に捉えるよりずっと健全じゃないですか。

 ということで。ポジティブな意訳で啓蟄を捉えることにします。

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