過敏な反応に戸惑う“元”子猫たち
赤ん坊4匹が誕生してちょうど1週間。「かあちゃん」はまだ目の開いていない赤ん坊たちの世話に没頭しています。自分の食餌やトイレのために産屋を離れる時もせいぜい10分程度。「片時も目を離さない」という言葉がぴったりという状態です。
そんな彼女の子育ては昨年産んだ子猫たちにも影響を与えています。
子猫の誰かが「かあちゃん」が産屋を離れている時に赤ん坊たちを覗き込もうとすると、彼女は走って子猫に近寄って猫パンチを繰り出し、赤ん坊から遠ざけるのです。
居場所のなくなった子猫たちはオロオロしながらも即座に外に出て難を逃れています。数時間後に帰ってきて、ようやく食餌にありつけるということもあるようです。
子猫たちは神経過敏状態になっている「かあちゃん」の“ご指示”には絶対服従と諦めているのかもしれません。
赤ん坊たちの目が開き、ヨタヨタと動き回るようになれば状況も変わるのでしょうが、それまでは「かあちゃん」発の“子育て戒厳令”が解けないのでしょう。
その時が来るまで僕も遠目から見るだけにしておきます。
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