猫版「朝顔につるべ取られてもらい水」
生後40日近くになった我が家の赤ん坊猫たち。かなり体力が付いてきたのか、僕のベッドによじ登って遊び回るのが楽しくて仕方ないようです。
もちろん「かあちゃん」はそんな4匹を静かに見守っています。
遊び疲れたらその場でゴロンしてしまう彼らと、それを愛おしそうに見つめる「かあちゃん」。この景色を見ているだけでこちらまで幸せな気分になってきます。
幸せそうだから、僕がとやかく言う筋合いではないのですが、なにしろ彼らが寝ているのは僕のベッドのど真ん中です。彼らを無理矢理退けない限り、僕の寝場所はありません。
「朝顔につるべ取られてもらい水」
彼らを見ていてこんな句を思い出しました。「井戸から水を汲もうとしたら、釣瓶に朝顔が巻き付いていたので釣瓶を使うのがはばかられ、貰い水をした」。夏の日常と花を愛でる心情を見事に描写した加賀千代女の代表作です。
ですが、風流とは縁遠い僕のこと。子猫にベッドを取られて昼寝もできない僕はどうすればいいんでしょう。
マッ、仕方ないですかね。仕事すればいいんですよね。
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