∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 転売禁止って守れるの? ≡≡

オリンピックチケット予約開始

 ─まずインターネットの公式チケット販売チャネルでID登録をして予約開始を待つ。予約が開始されたら抽選結果の発表を待つ。当選していたら本人確認や連絡先登録をしたうえでVISA払いかコンビニ払いを選び、送られてくるのを待つ─

 今日10時。来年に迫った東京オリンピックのチケットの予約受付が始まりました。とはいっても実際にチケットを手にできるのは来年5月以降だとか。チケット一枚を確保するとはいっても大変です。今日は“長い道のり”が始まった日と理解しておけばいいんでしょうか。

 来年春になれば、あらかじめ公認旅行業者に割り振られているチケットの購入や、公式チケット販売所での直接販売を開始するということですが、いったいどうなることやら。特に直接販売では人気のない競技や見えにくい席しか残らないのは想像に難くないところです。

 ところで、今年6月に施行される転売禁止法によって不正転売は防げるとも言われていますが、それを信じている人がどれだけいるのか疑問に思っているのは僕だけではないはずです。
 「オイ、開会式の切符を買ってこい」とか「何が何でも接待用に確保しろ」というような“圧力”に応えるためにはどんな手だって使うという輩は必ずいるものです。当然そんなニーズに応えようとする売り手だって出てきます。早い話が、いつの時代にもダフ屋とそれに頼っている観客はいるということです。
 もともと「取り締まり何するものぞで売ってきた」ダフ屋が手をこまねいているはずはありません。
 転売禁止法によって素人仕事に毛が生えたようなオークションサイトでの転売はなくなるでしょう、しかし、顔認証で確認しながら一枚ずつ渡していくような手を使わない限り、手数料という名のプレミア金額をプラスして手渡しされるチケットは出るはずです。しかも、海外で手に入れたチケットを日本に持ち帰って手売りで転売する手だって残っています。

 最初からテレビ観戦以外考えていない僕に言わせれば「なんだかなあ~」の世界です。そこまでして競技会場に行く必要があるのでしょうか。感動を肌で感じたいとか現場の空気感とともに興奮を味わいたいという気持ちも判らないではありませんが、ちょっと浮かれすぎのような気がしてなりません。

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