ヤボ用の多さ? それとも歳を取った?
いつも夕方になると、居付き猫軍団の動きが活発になってきます。
腹が減った、食餌はまだかと僕の膝に乗ったり、コンピュータデスクに座って僕の顔をじっと見つめたり、突然大声で鳴き始めたり……。各猫、各猫、催促の仕方は違っても求めるものは同じ「ご飯が欲しい!」です。
ヤボ用が重なり、あたふたとしていたため、すっかり食餌のことを忘れていた僕は彼らの催促にちょっとびっくり。夕方になってしまったことを彼らから教えて貰う結果になってしまったのです。
それにしても、どうしてこんなに時間が経つのが早いんでしょう。
会社員だった時に時折経験していたのと同様、たとえ、ヤボ用とは言っても物事に集中すると時間の感覚がなくなるんでしょうか。
それとも「歳を取ると時間の経つのが早くなる」という心理学的な法則が働いているのでしょうか。
「歳は取ってもまだまだ若い」と自分を言い聞かせている僕にとっては年齢と時間の経過に相関性があるという意見には納得出来ないものがあります。もし存在するとしても、単に言い訳でしかないと思っていたいのです。
いったい誰がこんな関係性をもっともらしく主張したのか、聞いてみたいものです。
ちなみに、腹っぺらしの居付き猫軍団は僕の年齢なんて考えていません。なにしろ彼らは自然体ですから。
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