∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ アッ、忘れた ≡≡

やってしまいました

 ちょっとしたモノを買う。支払いをする。宅配便やチケットの受け取り……。コンビニって本当に便利ですよね。コンビニがなかった時代、どうやって生きていたんだろうと思うこともしばしばです。

 アマゾンからの宅配便を受け取ろうとコンビニへ。─玄関を出る時にはそう考えていたのです─。ところが、入った途端レジに向かい、買う必要のないタバコを買ってそのまま出てしまったんです。つまり何も目的を果たさなかったワケです。

 宅配便の受け取りを思い出したのは数時間後でした。一日のうちに複数回訪れることなどない僕のこと、いつものおばちゃんが「今日は珍しいですね、二回ですか」と声を掛けてくれましたが、その言葉自体を複雑な思いで受け止めてしまいました。

「さっき、宅配便の受け取りを忘れてたのよ。そのために来たのにタバコだけ買って帰っちゃったんだ」と言うと、おばちゃんからは「そういう時もあるのよねえ」と達観したようなお答えが。どう言えばいいのか困ったんでしょうね。

 何度使っても毎回混乱するマルチ端末からレシートを出してレジに行き、届いていたものを受け取ったところ、「これだけですか」との質問が。暗に「もう忘れ物はない?」と念押ししてくれたようでした。

 TV番組の『はじめてのお使い』に出てくる子供だってもう少しお利口に振る舞っています。少なくとも目的を忘れて、必要のないモノを買って帰ることなんてないはずです。いったい僕は何をしようとしていたんでしょう。

 オイ、オッサン! しっかりしろよ!

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