∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ キーボードの悲劇 ≡≡

「6」と「E」と「K」

 軽いタッチと確実な動作。僕はキーボードを選ぶ時にずっとこの基準で選んできました。会社員だった時も支給されたものは引き出しに仕舞いこみ、指がしっくりとふぃっとするものに交換していました。
 もう何枚買ったか判らなくなるほど交換してきたキーボード。そんな相棒に危機が迫ってきているようなんです。

 知らないうちにキーボードのキートップがポロリと取れている事件が頻発するようになったのは約2週間前から。日を変えて「6」と「E」と「K」のキートップが順番に取れていたのです。現状確認したところ、キーボード上にツメを研いだような痕跡があるため、ツメを研いでいるうちにトップが取れたというか剥がれてとしまったというのが真相のようです。
 事故を発見するたびにトップを押し込んで修理しているので、今のところ実害はありませんが、それでもトップが失くなった時のことを考えると気が気ではありません。

 おそらくキーボードの上で寝るのが好きなアイツだろうなと思いつつ、現場を確認したわけでもないし、犯人が確定しても聞いてくれる相手でもないし。
 いったいどうやって事故を防げばいいのでしょう。どうやって言い聞かせればいいのか、一度本人と話し合ったほうがいいのでしょうか。

 オイ! まだ名前のない白猫クン。頼むからキーボードでツメを研がないでくれよ。研ぐんだったらキミたちがボロボロにしたラグにしろよ、な」

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