「抜く時」を見分ける知恵
昨日、突然襲ってきた無気力状態から徐々に脱してきたような気がしている今日、ふと「無気力なのは年のせいなのかも」と思うようになりました。
暑気あたりや蓄積疲労など、夏特有の体力低下も疑いましたが、どうもそうではないようです。
実は僕、若い時から突然無気力になり、何もかもが手つかずのままになってしまうことが一年に数日ありました。しかし“若さ”という万能薬のおかげで大袈裟な反応をすることなくやり過ごしてきました。
齢を重ねるごとにそんな突然の無気力状態に陥ることが多くなっても「ひと晩寝れば治るよ」とか気候のせいにしてきました。
蒸し暑かったり、寒すぎたりした日が続くとこの状態に陥ることを考えると、基礎体力が落ちているのかしれませんが、それ以上の根源的な原因があるように思えてきたのはここ数年のことです。
年のせいだろ!
いや、そうじゃない。
これこそ時の流れが与えてくれた知恵なのだ
瞬発力が落ちてきたのは認めるけれど、持久力や集中力は以前と変わりないと思い込んでいるのが間違いだったのかもしれません。
年とともに気を抜いていいタイミングや休憩すべき時など「抜く時」の見定めが出来るようになり、ある意味、賢くなったのかもしれません。言葉を変えれば「齢を重ねれば身体にも知恵が付く」と言えるかもしれません。
さて。気力を取り戻して、いつものオッサンに復帰するのももうすぐです。
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