∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ やっちゃいました“早とちり” ≡≡

では、あの人たちは?
そして、これからの課題は?

 昨日、日暮里駅のコンコースに座り込んでいる人たちのことを“インバウンド客”と断定するようなコメントを書き連ねました。
 自分が乗った山手線が殺人的な混雑ぶりだったので「そうに違いない」と直感的に思い込んでしまったのですが、これが大間違い。早とちりもいいかげんにしろと自分に言い聞かせることになってしまいました。

 成田発のJR、京成両方が運休したため成田空港に1万人以上の人たちが閉じ込められ、今日になってようやく空港を脱出出来たことを今日になって知り驚きました。平たく言うと「アー、やっちゃったよ。思い込みと早とちりじゃないか。情けない!」。つまり、あの人たちは成田に向かおうとしたけれど電車がないから行けなくなったアウトバウンドだったわけです。

 思い込みや早とちりって、怖いですねえ。

 それにしても、狭い機内で何時間も過ごした後、やっと地上に足がつけられ、さあこれからだと思っていたのに、そこから動けなかった、というのも辛かったでしょうね。
 機内で説明はあったのでしょうか。空港の対応は適切だったのでしょうか。飛行便の到着地変更はあり得ない話だったんでしょうか。バスの増便などはなかったのでしょうか。乗り合いタクシーのような対応はあったのでしょうか。ひょっとして、出発地で予約してくる「白タク」だけが元気に動き回っていたのではなかったでしょうか。

 災害時にまず考えることは「そこから逃げる」ことです。それなのに「ここで一晩過ごしてください」と言われるなんて旅行客にとってもっとも避けたいことです。
 ちなみに、僕は天候不良と機体トラブルで2回、空港のカフェテリアで10時間近く過ごし、泣くたくなるような気持ちになったことがありました。あの時は「どうやって脱出するかばかりだったなあ」ということを、今回の成田閉じ込め状態で思い出してしまいました。

 ……、都市部から離れた成田のような空港で起こっている災害にオンタイムで対応出来るアクセスについても研究すべき時になったのではないでしょうか。

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