もう「奇跡」や「大金星」とは言わせない
昨夜は日本対スコットランドのラグビーの中継を見終わったら、結果がどうであれ、早寝して体調を完全に元通りにしようとしていました。
ところが勝利の瞬間が近づくに連れて興奮度は急上昇。すっかり目が冴えきってしまいました。
これが日本の実力。もう誰にも「奇跡」や「大金星」「ジャイアント・キリング」なんて言葉は使わせないと息巻いている自分を見て、妙にびっくりしてしてしまいました。
本当に強かったですねえ。スクラムでもモールでも押し勝っているし、タックルはフルコンタクトかつシャープだし。フォーメーションも正確だし。とにかく言うことなし。これでワールドカップ常勝への道が開けたと確信しています。
その興奮を引きずったまま寝ようとしたのが間違いでした。生中継の後番組を見て、ひと休みしたらスポーツニュース。最後にはNHKの編集ものまで見てしまったのです。おかげで寝たのは2時近く。睡眠で身体を休めようなんて考え自体が甘かったようで、今日は「嬉しい寝不足」で過ごしてしまいました。
いいですねえ。こういう寝不足。こういう寝不足ならいつでも大歓迎です。
ところでNHKの放送を冷静な目で見ていてスコットランドのユニフォームが独特なことに気が付きました。
まず最初に気づいたのはユニフォームに襟が付いていること。タックルされた時に掴まれないように襟を付けないのが常識になっている今、わざわざ付けるなんて。やはり「紳士のスポーツ」である限りは襟が必要だというプライドの表れなんでしょうか。
その襟裏をはじめとして胸元、袖口、パンツ・サイドにブラックウォッチ柄が使われているのにも驚きました。
ブラックウォッチ。スコットランドの誇り高きロイヤルハイランダーであり、英国近衛兵である第42歩兵連隊のタータンをスポーツという戦場で身に纏うということは彼らが勇者であることの証です。
そんなスコットランドの勇者に日本は勝ったんです。
決勝トーナメントの初戦で戦うことになる南アフリカの次に待ち受けているウェールズに勝てば……、フッフッフッ。決勝で対戦するはずのオールブラックス何するものぞですよね。
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