∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 冬至 ≡≡

一陽来復
陽の光が戻ってくる

 冬至。一年でもっとも昼の時間が短い日がやってきました。明日から夏至までは徐々に昼の時間が長くなっていきます。

 易経の世界では「陰気が極まったこの日を境に陽気が戻る日。転じて、悪事が続いた後の運気が開けていく頃。冬が去り春が来る新年。一陽来復」ということになるようです。
 ちなみに、古くから、この日にゆず湯に入ると風邪を引かないとか、南瓜のような「ん」の付くものを食べると運が付くといった民間伝承が続いてきたように、日本人にとって冬至は特別の日。いわば節目の日の厄払いがゆず湯や南瓜などの「形」になって残っているのではないでしょうか。
 もう少し深く考えると、人間がもつ動物的本能が明るさを歓迎し、暗さに恐怖を覚えているため、明るさを取り戻し始めた日を節目の日として捉えるようになったのではないかとも言えそうです。

 ともあれ、日照時間が増えるのは大歓迎したいところ。意味もなく活動的になれるような気がしてきます。

 ついでと言ってはなんですが、個人的には「陽気が戻り、運気が開き始める日」という易経の教えが本当ならありがたいのですが。

[3339]