∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 裏干支とは ≡≡

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鬼門と同様
干支にも表と裏がある

 ざっくりとした言い方ですが、風水を都市計画の基本にしていた徳川家康とそのブレーンの天界は、江戸城から見て鬼門に当たる日光に東照宮を建立し、自らが先頭に立って江戸の安泰を願ったと言われています。
 江戸城から見て北東の方角が鬼門、その正反対に位置する南西方向が裏鬼門とされているのはご存知のとおりです。

 昨年末、ある方から江戸時代から続く民間伝承で干支にも「表と裏の関係」があるということを教えていただきました。

 ──十二支を「子」を一番上にして時計回りに配置し、自分の干支と反対の位置にある干支が裏干支(向かい干支・逆さ干支)と呼び、自分の干支にはない部分を補いながら目の届かない後方の守りを高める。──

 要はこういうことのようです。この伝承をもとにすれば今年の裏干支は「午」になります。ちなみに、仏教の守本尊を合わせてみると、「子年」の守本尊は千手観音菩薩。裏干支に当たる「午(うま)」の守本尊は勢至(せいし)菩薩ということになります。

 こんな伝承を教えてもらってすぐの正月。七日正月までに十社寺以上にお参りに行くのを常としている僕としては、初詣巡りに出掛けるときに千手観音菩薩勢至菩薩が祀られたお寺にも訪れるべきかどうか、ちょっとだけ悩みながらも、行くのを前提として探しています。

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