緊急事態宣言発令
【速報】東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県。明日4月7日にこれらの都府県に新型コロナウイルス蔓延に伴う経済対策として“緊急事態宣言”が発令されることが決定した。期間は当初1カ月を目処として最大6カ月とする。
夕方のニュース番組は途中からこの速報がらみのニュース一色になりました。
「遅すぎる」「不安でいっぱい」「買い占めが始まるぞ」「商売の保障はどうなる」「給料もらえない」「前代未聞だよ」……。ニュースではこんな声が聞こえているとも伝えています。
昨日まで「いつ出してくれるんだ」とう声も聞こえていたのに、発令されるのが決まった途端に、これまでに溜まっていた不安や不満が爆発したようです。
しかし、この宣言が出たあとに付帯して発令されるであろう地方自治体独自の方針は出されていません。国が発令しようとしているのは、いわば経済崩壊を防ぐための“大枠”です。それぞれの自治体がそれぞれの状況に応じた施策が発令されると考えておいて間違いないはずです。
一方で、報道された情報を受け売りすれば、医療現場からは切迫した状況が伝えられています。
─すべての基本は人々の健康にあり─
今、日本は究極の選択をしなければいけない状況に直面しています。
しかし、冷静に振り返ってみると、この状態はここ数カ月問われてきたことなんです。安直に、崩壊しそうなところを刹那的に復旧させれば終わるはずだと考えてきた我々に課された究極の試練と捉えておくべきことではないでしょうか。
この宣言発令が“これ以上の制約はないもの”であってほしいのですが、ときとして“究極”の基準は変わるものです。文字通り“未曾有の事態”にならないように願うばかりです。
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