∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 議論を重ねて9月入学を ≡≡

賛否両論を集約して

 先日、が突然のように『9月入学論』が浮上して以来、賛否両論が飛び交うようになりました。これでこそ民主主義、けっこうなことだと受け止めています。
 ただ、高校生たちの切なる願いがどこかに飛んで行ってしまい、根幹の理念を展開する方と、現状を見つめたときのテクニカル上の問題点から議論の先送りを示唆する方が入り混じっているため、当初の発言者の願いがどこかに置き忘れられたようになっているのには違和感を感じますが。

 まだ議題が浮上しただけで、その“土俵”さえ定まっていない現状で、これまで当たり前と信じていた年中行事をゴッソリと変えてしまうような議論をまとめるのは極めて厳しいというのも判ります。とやかく言って拙速な結果しか生み出せなかったとなると致命的ですからね。

 ということを踏まえながらも、僕は9月入学論を支持します。

 保育園・幼稚園児から大学院生まですべての若年層が宙ぶらりんの状態で置き去りにされている今、安心できるスタート地点を示してあげることは大人の責任です。
 そんな状況を踏まえながら、結果的には国のあり方を一変させる大転換を成し遂げられるチャンスは今しかないと思っているのは僕だけではないと信じています。

・たとえどんなに大きな問題であろうとも、現状にそぐわなくなったレガシーには手を入れる。
・大鉈を振るうにはタイミングが重要。
・民意を尊重しながら議論を進めること。
・“個人的な実績や名声”を追いかけたり“裏に隠された真意”を通すために数の力を背景にした地位に頼ったりすると失敗する。心のこもった真摯な議論こそ重要。

 立法に関わる皆さんがこんなことまで目を配りながら議論を重ねれば必ず有益な結果が生まれるはずです。
 新型コロナウイルスの蔓延という未曾有の事態に見舞われている今だからこそ大胆な解決策も実現させることが出来ると信じて、ことを進めてもらいたいものです。

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