∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ コンビニから帰ってみると ≡≡

給食マスク届いてました!
いかにも古典的。
いかにも付け焼き刃。
いかにも拙速

 緊急事態宣言が解除されたと言っても、おっかなびっくりの様子見状態で過ごした今日。コンビニから帰ってみると、届いていたんです、例のヤツが。

 いま思い起こすと3カ月前のことでした。「1世帯に2枚ずつ洗濯の出来る布マスクを配布します」と総理から発表がありました。
 その後、たった2枚だけというような疑問から始まって問題続出。すったもんだの末に届いてみると汚れていたとか、小さすぎるとか。忘れかけていた怒りや皮肉が再燃した例のマスクだけに、ビニル袋の上からじっくりと見させてもらいました。率直な感想は「いかにも古典的。いかにも付け焼き刃。いかにも拙速」。そんな感情しか浮かんできません。

そして今、
マスクはファッションアイテムに

 いまやマスクは必需品というカテゴリーを突破して、新しいファッションアイテムとまで捉えられるまでに成長しています。単なる衛生用品が世界的なムーブメントになった例は有史以来初めてではないでしょうか。

 サージカルマスクの転売のような厄介な問題をくぐり抜けているうちに、官給の給食マスクなんて忘れてしまい、どうせなら「ひと味違うおしゃれなマスクを作って楽しもう」と考えるのは当然の成り行きだったと思います。

 何年か経てば「ファッションマスクは時代のあだ花だった」と言われるようになるでしょう。でも、それでいいじゃありませんか。大切なのは「苦境のなかでも、深刻になりすぎず、楽しさやゆとりを忘れない」という姿勢なんですから。

 それにしても、たかがマスクひとつでこんなに世の中が大騒ぎするなんて。これもコロナが変えた世界観のひとつなんでしょうか。

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