∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 予期せぬ連絡をもらって ≡≡

在宅勤務のあとは休日出勤

 谷中のインド料理屋でチキンビリヤニでも食べようとしていた途中、電話が掛かってきたのです。
 画面表示を見るとメモリーしていない番号から。日曜日でもセールスとはご苦労なと思いつつ繋いでみると、なんと仕事関連の電話だったのです。それも、小売や飲食など日曜日が勝負という職種とは縁遠い方からのものでした。
 自分の仕事に対する立ち位置が変わった上に、連絡の基本はメールということになった昨今、仕事関係の連絡が日曜日に入るなんて久しぶりのこと。ましてや電話となると何年ぶりだろうと考えてしまいました。

 掛け声だけは大きい「働き方改革」も、突如始まった「在宅勤務」も何もかもこの人には関係ないのかという思いと、一体何が起こったのかという心配が混在したまま話を進めるのもどうかと思い、「何故日曜日に」と聞いてみると、自粛期間中の在宅勤務では処理できなかったことを終わらせるために日曜出勤し、そのついでに連絡したということだったのです。思わず「変わってないなあ、昔の僕もそうだった」と苦笑いしてしまいました。

 仕事は会社でするものという“会社員の常識”から離れて10数年。
 今いる所が仕事場ということと、たとえメールでも土曜・日曜は仕事先に連絡しないことが大原則にしてきただけに、今日の連絡はびっくりというか新鮮な感覚さえ抱いてしまうものだったわけです。

 それにしても、突然在宅勤務と言われたり、仕事が終わっていないから休日出勤しなければいけなくなったりと会社員の皆さんは大変ですねえ。
 これも体制が整わないなかスタートしてしまった“緊急在宅勤務”に問題があったのでしょう。

 ヨーロッパやアメリカのように日本でも在宅勤務が当たり前の時代が来るとしたら、いったいどうなるのでしょう。
 オンライン化、クラウド化という本来のIT化だけではなく、成果主義裁量労働制の徹底や、仕事場がサテライト化しても対応できる管理体制が必要不可欠なはずですが、そこまでの意識改革が出来るのかどうか、僕には疑問です。

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