結果ありきの会議への違和感
7月16日18時過ぎ。例のGo To キャンペーンに関しての分科会が結論ありきで開かれようとしています。
前倒しで開始すべきかどうか、それとも開始時期を見直すか、あるいは中止……。そんな諸々を専門家の意見を聞き取りながら政策として決定していこうというというのが分科会の役割だと思っていましたが、現実はそうではないようです。
まだ分科会は進行中だというのに、会議が始まる前から政府が目指す結論の趣旨は「時期は前倒ししたまま、東京は対象外、感染予防策を徹底させる」というところにあるようです。
提案者が望んでいる論点を整理したうえで着地点を示して議論をすすめるというルールは政府にはどんな場合でも通じないんだということを改めて知らされました。
同時に、「答えはこれだからな」と言わんばかりの進め方しか“演出出来ない”なんて、政治家として素直すぎるというか、素朴というか。もう少しやり方があるだろうにとも感じています。
まあ、いいでしょう。政治家の思考回路は特殊ですからね。
少なくとも、東京が除外されただけでもよかったと納得するようにします。……それにしても、状況の急激な変化に対応すべく旅行・観光業界に対して緊急の資金的な支援をするという選択肢はなかったんでしょうか。
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