オジサン、そろそろ気付いてよ
今日の午後。山手線に乗っていたときでした。とある駅で僕の隣りに高齢の男性が座り、しばらくすると声を掛けてきて、どこで降りればいいのか聞こうとされました。
ところがこの方、新品らしきサージカルマスクをプリーツを開かずに顎に当てただけだったんです。
僕は質問に答えるためにその方を見た瞬間、不覚にもひるんでしまいました。
ノーマスクや口だけマスクの人は時折見かけますが、アルコールが入らない限り、皆さん静かにされています。しかし、電車の中で見ず知らずの人にノーマスクで声を掛けようとする人は極めて稀な存在ですからね。
「マスクしてくださいよ」。
きっとマスクを着けることを忘れているなと思いつつ、フランクな言い方で話したところ、この方は「チェッ、じゃ、いいよ」と言いつつ席を立ち、次の駅で降りていかれました。
推測ですが、この方は周囲からマスクをするようにと言われて仕方なく着けたけれど、顔のどこかに着いていればヨシとされていたのでしょう。
「マスク姿でないとマズイけれど蒸れて窮屈だから口だけ覆っておこう」とされている口だけマスク姿の発想に近いものがあったのでしょう。さすがに電車を降りてしまう方は珍しいと思いますが。
僕が神経質過ぎるのかもしれませんが、今どきノーマスクの接近戦は辛いです。
嫌うことなくマスクを着ける。そろそろこれくらいのことは気づいてもらえませんか。
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