思い切り甘えさせてやろう
数日前、我が家の若大将『ゲンちゃん』が左足を引きずりながら帰ってきた。いつも帰ってくると家中を飛び回らないと落ち着いてくれない彼がじっと座り込んでいるのを見て、これは一大事と触診してみた。
骨折や外傷、棘が刺さったというような即病院状態ではなかったので、入院して心細い暮らしを強いるよりはと、様子をみることにした。
ちなみに、当日は30センチ程度のジャンプさえ出来ずに戸惑っていたが、それでも食餌の時間になるとみんなに遅れながらも食べに来るし、うんちやオシッコも決められた所で済ませていた。
そんな状態だったのに、彼は日毎に回復。今では不自由な足を引きずりながらも動き回れるようになってきた。
今のところ、50センチ程度しかジャンプ出来ないが、当日は出来なかったスフィンクス座りは出来るようになっている。
これなら、たとえ完治しなくても、これからの日常生活も上手く乗り越えていけるのではとないだろうか。本来なら、すぐに動物病院に連れて行くべきところをそうしなかった私もひと安心している。
問題は、ここ数日間の間に甘えグセがついてしまったこと。とにかく私から離れなくなってしまったのだ。今も膝の上で甘ガミとムニュムニュを繰り返している。おそらく、今夜も私の脇の下を枕にして寝ようとするのだろう。
思い切り甘えさせてやろう。今の私に出来るのはそれしかないのだから。
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