冷気に包まれた土曜日に
コロナ禍を恨む
今日の東京は寒かった。昨日までの穏やかな寒さとは違い、押し寄せてくるような冷気に戸惑ってしまうようだった。
さすが12月に入ると違うものだとか、二十四節気の大雪間近ともなると寒さも本格化するものだなどとのどかなことも言っていられないほど。
ホカホカに暖めた部屋で親しい人たちと鍋を囲むという冬の楽しみさえ制限されている今年、これから始まる極寒期の過ごし方を思い描いてみると、なんとも寂しい光景しか浮かんでこない。
家庭内感染が増えているからといって、一般家庭では特段の予防策を取ることも難しいのではないだろうか。帰宅したときの手洗いや必要なとき以外はマスクをする程度が精いっぱいかもしれない。
やはり家庭内にウイルスを持ち込まないためには、仕事や買い物で外を動き回っているときの意識と手立てこそ感染予防の第一。“常にうつされない行動に心掛ける”ことがすべての場面で求められているわけだ。つまり忘年会も新年会も控えろということである。
コロナ禍の冬を迎え、改めてこの冬の過ごし方を考えてみると、理解はしていても滅入ってしまう。
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