気が早いけれど、心づもりだけでも
イギリスでコロナ・ワクチンの接種が始まった。治験半ばから早々と開始しているロシアや接種に近い規模で治験中の中国を除けば世界でもっとも早い対応である。
こうなってくると日本ではどうなんだと考えてしまうが、充分な治験が行われてからでは時間が掛かり過ぎるのは素人でも分かる。緊急承認という名の見切り発車になることは目に見えている。
このケースでも、日本のコロナ対策らしく、個人の判断が求められることになりそうだ。
となると、一刻も早くと考える人がいるかと思えば、怖くて勘弁だと様子見を決め込む人もいるはずだ。
コロナはゴメンだ。しかしワクチンの副反応も勘弁してほしい。おぼろげでも、そう考えている方が多いのではないだろうか。
私は打てるようになれば出来るだけ早く打ちたいと考えている。
比較することができないコロナの威力に対抗するには、たとえ未知数であっても、ワクチンの副反応(つまり副作用)のほうを選択しようというわけだ。
治験が終了するまでの接種は、ある種の大衆治験とも言えるもの。誰も経験したことのないことなので不安はあるが、もし罹患しても重篤化する可能性が減るのだったら接種を選ぶのもやむ無しと覚悟を決めている。
一応、イギリス以外の海外での結果も気にしながらということにはなるが、心づもりとしては「打つ」ということになる。
……、この歳になって、こんな決心をすることになるとは夢にも思わなかった。
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