∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 慣れとは怖いもの ≡≡

  f:id:Yutaka_TAWARA:20201107155341j:plain

コロナと共生する時代だからこそあえて言いたい

 3週間ぶりに日曜日の街に出掛けた。
 思った以上に人出のある駅周辺を通り過ぎて、静かな町並に入ったときに全身の力が抜けていくような不思議な感覚に陥ってしまったのは、どこかに自覚していない対コロナの緊張感があるからだろうか。

 人混みを避けるだけでは気が済まず、周囲の人たちがマスクをしているかをチラチラと確認しながら過ごす生活を送っている人間がいるかと思えば、混雑した所でもノーマスクで談笑していて平気な人もいる。

 コロナと共生と言われ始めてから数カ月。市井の人々の間でコロナに対する温度差が大きくなっているようだ。

 私はこれまではコロナ対策を無視している人たちのことを、単に強がっているだけの輩と感じていたが、どうもそうではなくなったような気がしている。コロナ禍が続き、この状況に慣れてしまった人が増えているのではと思うようになっっているのだ。

 人の本能には、災禍の中にいればいるほど、降り掛かる災いをイベント的に捉えて、受容できる緊張感をコントロールしようとする一面があるのかもしれない。

 確たる対策も打ち出されないまま感染拡大が続いている今、一番怖いのはコロナウィルスそのものではなく、人がコロナに慣れ、その脅威をなんとなく受け入れてしまうことなのではないだろうか。

 こんなときだからこそあえて言わせてもらおう。

 「慣れるな」。

 コロナは今も未知の脅威であることは変わっていない。

[1213 - 3689]