∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ アメリカが動き出した ≡≡

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再生のスタートは振り戻しから

 就任後2日目のバイデン新大統領がこれまでの4年間で出された大統領令を次々と書き換えている。
 私のような市井の人間でさえ、アメリカの再生が始まったと感じているくらいだから、国際政治の専門家の感じ方は格別のものがあるだろう。敵対関係にある中国でさえ好感を抱いているようだから、ホンモノと捉えてよさそうだ。

 バイデン新大統領には課題を強行突破していくカリスマ性やエネルギッシュな行動力よりも、課題克服に長けた的確な人選や動き易い舞台作りに長けていると言われていたが、まさにそのとうりの展開になっているように感じている。まずは舞台作りからというところだろう。

 リーダーには先頭に立って進み続けるタイプと、後方から最前線を見守り指示を与えるタイプがいる。どちらがどうかとは言い難いが、少なくとも、彼が典型的な“まとめ役に徹した指示型”であることには間違いはないようだ。

 まずは国際的な懸案を元に戻して、次に分断されてしまった国内の沈静化とコロナ禍の収束を目指すということだろうか。そんな“後始末”に目鼻がついてきてから新機軸に取り掛かることになるのだろう。

 これからの数カ月、アメリカが復興していくさまを注視すれば混乱と低迷の極地にいた組織をどうやって再生していくかのヒントが見つかるかもしれない。まとめ役に徹した指示型リーダーのお手並み拝見である。

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