∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ エッ、7回だって? ≡≡

f:id:Yutaka_TAWARA:20190614045918j:plain

知恵と工夫が切り開く節約術
インスリン用シリンジの急浮上

 「京都の病院で行った実験でインスリン投与に使う皮下注射用のシリンジを使えば1バイアルで7回分取れることが分かった。厚生労働省では現在確認中」というニュースが流れてきた。

 従来のシリンジだと5回分しか取れないが、特殊なものを使えば6回取れるとアメリカの医療関係者が発表し、日本でも医療器具メーカーが増産体制に入ってから約1カ月。今度は日本の医療関係者の“知恵と工夫”が効率的な接種を実現させるかもしれない。
 針の長さが短いので本来は皮下注射用だが、皮下脂肪が少なければ筋肉注射も可能という但し書きが付いているようだが、接種前にエコー検査で皮下脂肪の厚みを測れば多くの人に接種出来るという。ちなみに、単純計算では1.4倍の接種が可能になるらしい。

 皮下脂肪の厚みだけでなく、針の先端が筋肉層のどこまで達していればいいのか、筋肉に達しなかった場合の事故リスクはどの程度か、検証対象は多岐に渡るだろう。しかし、せっかくの節約策である。少なくとも、前例がないからと否定せずに検証を進めてもらいたいものだ。

 それにしても、考えたものだ。
 もともと医療従事者向けの接種で、与えられたワクチン量だけで対象者全員に行き渡る方法を考えた末の苦肉の策とのことだが、医療器具のことを熟知していなければ出来ない発想。たとえ可能対象者に制限が出来るとしても、お見事としか言いようのない工夫である。

 ワクチンひとつで右往左往とは言うことなかれ。どんな時にも知恵と工夫が世の中を変える。

[0308 - 3714]