さて、これからの生活は
現在3月21日23時過ぎ。あと数十分で一都三県に出されていた緊急事態宣言が解除される。
変異種の感染拡大やリバウンド必至と言われているなかでの解除を危惧する人や困惑する人がいると思えば、当然と受け取る人や遅すぎると反発する人もいる。まさに悲喜こもごもの解除である。
国や自治体は解除後の政策や制度を作るようだが、どれもこれまで言われていた施策を具現化しただけとしか感じないもの。市井の人間の行動様式に響くものはないようだ。
ちなみに私は、これまで同様「このまま続けても効果はないから一旦解除して仕切り直ししたほうがいい。強い痛みを伴う状態にならないと国民の意識は変わらない」と考えている。
それにしても、どうしてここまで淡々とした発表になったのだろう。
たとえば「解除後の政策はコロナ禍に対する、いわばインフラ整備を充実させるためのもの。市民生活では急拡大に備えて、これまで通りの予防策をとってほしい」と発信してくれればもう一度従ってみようかという機運も湧き上がるだろうに、形通りの発表では市民の意識は離れるばかり。予防に徹する集団とそうではない集団の温度差は広がるばかりだろう。
やはり、感染したくなければ個々人で感染予防策を取るしかない。罹ってしまうまではこれまで通り「マスク、消毒、手洗い、疎、遠」しかテはないというわけである。
我慢の日々はいつまで続くのだろう。
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