東京のコロナ急拡大はいつなのか
今日の大阪府の新型コロナ新規感染者数は666人。お隣りの兵庫県では206人。特に大阪市、尼崎市、西宮市、神戸市、明石市という芦屋市以外の阪神間で感染拡大が際立っているという。
やはり、新規感染者数が下がりきらないうちに緊急事態宣言を解除したのがいけなかったのだろうか。
宣言下ずっと我慢していたものが、解除された途端に糸が切れたように弾け過ぎたとか、コロナより財布と決心した飲食店が多いからだろうか。
いや、そうではないだろう。ニュースで知る限りは東京だって同じようなものなのだから。何かほかに原因があるのではと疑問に思ってしまう。
理解できるとしたら、積極的な検査体制を取っている神戸市の新規感染者数が感染症の理論通り高くなっているということくらいだ。
阪神間の感染急拡大を見ていると「そろそろ東京も急拡大するのかな」と嫌な想像をしてしまう。
コロナ禍に対する市井の人々の温度差がここまで広がってしまうと、どんな施策を取っても“増えるところまで増える”ような気がしている。「医療崩壊」という言葉が、危機感ではなく現実問題になってもおかしくないとも思っている。
古代中国の哲学者、淮南子(えなんじ)が残した言葉に『一葉落ちて天下の秋を知る』というものがある。「わずかな前触れから将来の大きな動きを予知する」という意味だが、まさに一都三県はこの状態にあるといってもおかしくない。
東京都全域に蔓延防止措置が発出されるのはいつなのか。その時、神奈川県や千葉県、埼玉県で発出されるのはどこなのか。その時に備えて、そろそろ覚悟を決めておいたほうがいいのかもしれない。
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